2019年09月25日の段 「むろん、たにぐちは該当しない」

フィギュアスケートの「THE ICE」のTHEが「ジ」と発音しない点について、英語の先生に聞いてみた。
さすがの先生も初耳ということで、ちょっと調べてみるということになった。

翌朝、先生はさっそく分かったと声をかけてくれた。
強調を目的した場合であれば、「ザ」を発音してもよい、という文法的背景があるらしい。

おそらく、日本人が口語的に使う
「誰それさんって、いかにもザ・偉人って感じっすよねー」
みたいな用法に当たるのだろう。

あぁ、学びの会話って楽しい。

他人の不幸を栄養にして生きている連中は、
「人は学歴ではない、人柄だ」
などと揶揄する。
しかし連中は分かっていない。
それは学を積んで、積んで、積んでもなお上手くいかない本人が発することを許されたセリフである。
むろん、たにぐちは上記人物には該当しない。

2019年09月10日の段 「サービス精神旺盛なところが、けしからん」

仕事が終わると、運動のためゲーセンでDanceDanceRevolutionをやる日が多い。
今日も1クレジット遊んだだけで心拍数爆上がり。
椅子にへたり込んで携帯電話を取り出すと、そこに件の女子からLINEが送られてくる。
Twitterでリクエストしてあった内容にどんぴしゃで応えてくれた内容の写真を添付して。
今度は心臓が止まるか破裂かしそうになる。

あの妙にサービス精神旺盛なところが、けしからんのだ。
良くも悪くも。
そう、良くも悪くも 、である。
おおむね、悪いのだ。

2019年07月25日の段 「基礎練」

NEWGAMEの新刊に目を通す。

星川ほたるが行っている基礎練の様子を見る八神コウの下りを読んでいて、自分にもこういう訓練が必要な気がしている。
別に絵を描こうというわけではない。
たとえばタイピングであったり、
基礎的なプログラミングであったり、
組み立て、配線、OSインストール、サーバ構築、etc…。

特にプログラミングなんかは、好みのモジュールがある程度完成してしまうと
「もうこれを保存しておけばいいや」
となってしまい、不意打ちでそのモジュールがなぜ優れているのか説明せよと言われても困ってしまう。
コードリーディングの訓練も詰将棋のような感覚で組み込んでもいいかもしれない。

基礎練という規模感とは異なる部分もあるが、曜日で分けて訓練を振り分けるようなことは、してもいいかもしれないな。

2019年05月15日の段 「死ぬほど可愛い」

たぶん10年以上前、名古屋に住んでいたころ
「死ぬほど可愛い」
と思った女性がいる。
以下、この人のことを「ご本人」と呼称する。
ご本人の名誉のために一応述べておくが、お付き合いをしてくださった期間は1秒たりともなく、ご本人は現在既婚である。

今でも視界に入ると、
「100%ただの良い友人」
という目では見るのは難しい。
それはもう相当の年月、ご本人に対しては激烈な敵対心をねつ造して暮らしてきた。
いっぽうで、長い年月のなか「心安らかに笑顔でいて欲しい」と願う感情も芽生えてきた。
少しずつ、それはもうほんの少しずつコミュニケーションを重ね、ついにはTwitterのメッセージ機能という微妙なものを用いて会話をするようになった。

そんな相反する感情うずまく微妙な相手と、2泊3日の空間に追いやられる。
例年長野の山奥で行っている、名古屋の男衆の寄り合いである。
ご本人は既婚者であるので、男だけの2泊3日に付き合うはずがない。
それはもう「会話のネタ」程度に誘ってみたら、いや誘うというより情報を横流ししておいたら、なぜか来ることになったという寸法である。

期間中は、ご本人を透過型オブジェクトか何かだと思ってやり過ごした。
ひと言ふた言ではあるが、 透過型オブジェクトと会話らしい会話をする機会があった。
そのなかで、ご本人の誕生日が近いことが話題になった。
最後に何か、お祝いをしたくなった。

2泊3日を何とか乗り切り帰宅し、さっそくお祝いの準備を始めた。
既婚者への捧げ物選びとしては、いささか非常識な時間と集中力をかけた。
選んだモノが、 既婚者への捧げ物として妥当なのかという疑問も残った。
それでも、本人の姿をあらん限りの想像力でイメージして(コストバランスも総合して)「これが最良」という根拠のない確信があった。

後日、根拠のない気合いを込めた捧げ物は、別の人の手で渡してもらうこととなった。
それでよかったと思う。
直接渡して、まかり間違って喜ぶ顔など見せられたら、臓器が破裂する恐れがある。
しかしまぁ、目に見えないところでご本人は意外にも喜んでくれたようだった。
喜んだフリとかではない、と信じたい。

片想いの相手であれ、今やよそ様のご内儀であれ、一度くらいは誕生日を祝いたいものである。
そのごく日常の事象を10年以上 (仮) ごしに消化し、憑き物が落ちたというか、ひと区切りついた気がした。

どうかこれからも、心安らかに、笑顔でいて欲しい。

2019年04月13日の段

便宜上、「隣の支社の副社長」と呼ぶ。

年相応に古めかしく生真面目な人で、自社ブログの更新や庭園の手入れなど真面目に行ってくれていた。
このたび定年を迎え退職された。

よくある話で、自宅はすぐ近くで今も歩いて会社にやってきては庭園の手入れだけはやってくれているらしい。
いっぽうで、当然社内のPCには触れなくなったことからブログの更新はすっかり止まってしまった。
どうも引き継いだ従業員もいないようである。
こういう状況になってみると、情報発信というのは意味を成しているのだと再確認させられる。

こちらの支社ブログはというと、継続はしているものの、どこか味気ない。
というか、写真がボケていて色合いもなんかおかしい。
ブログサイトがアップロード時にクォリティを下げているにしては度が過ぎている。
おそらく会社所有の古めかしいコンデジで撮影していて、おおかた設定をいじり倒してしまっているのであろう。

それでも、やってるだけマシなのかもしれない。

名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
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