2013年07月19日の段、Episode.I!「大企業の病」

エンジニアに限らず、ビジネスの世界には

「できない理由を探すな、どうすればできるかを考えよ」

という上司が部下に言い放つ美辞麗句がある。
たいそうすばらしい言葉に聞こえる。

しかし、それに違和感を感じられる方がよほど健全だと、たにぐちさんは思う。

「できない理由」を探したという時点で、「どうすればできるか」なんぞ既に見えている。
しかしその通りに真面目に立ち向かえば血を見る。
そして人がたくさん投入されれば解決することでもないことを、本人は知っているのである。
力だけじゃない、知恵が要る、技が要る。
その知恵の持ち主も、技の持ち主も、自分の会社にいないことを知っている。

この言葉は、いざ言われると
相手がたいそう格好よく見えて
自分が小さく見えて
一瞬何か魔法にでもかかったような気持ちになって
「分かりました」
と言ってしまうのだ。
そのあと、やはり血を見るのだ。

大企業に見られる上司と部下の奇妙で深刻な病気、あるいは「宗教」的なものだと思う。

だから、そこで抵抗できる材料を用意しておかなければならない。
あるいは、与えられた仕事を辞退する勇気を。
最悪の場合、会社そのものを見限る決意を。
見限ったあと、再出発できる武器を。

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名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
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