2013年10月24日の段、Episode.I!「OSSで世界が変わる」

いまやブログなどというと、SEOなんぞの関係もあり決まった形式のようなものが求められるような時代である。
しかしたにぐちさんが若い頃というのは、まじめに何年何月.htmlというようなファイルを作り、ファイルトランスファープロトコルを用いてアップロードしていたものである。
当時は「Web日記」などと呼んだものである。

大学時代、所属していたサークルの顧問もまた、独自の路線を行くWeb日記の持ち主で今もその形を貫いている。
特徴は次の3点である。
・ただの掲示板である
・画面上にあらかじめ用意されたアイコンを移動し、その座標にコメントを書くことができる
・コメントしたい者は同じ方法を用いてその日記のそばにアイコンをドラッグし、所見を述べる

それに何の意味があるかというと、きわめて仰々しい言い方をすると、
「書いた位置が心の位置」
なのである。
どうでもいいこと、それほど見られたくないことを目立たない位置に、
重要なこと、みんなに見てほしいことを目立つ位置に記載する。
マインドマップに通じるものがあるような気がしなくもない。

その日記の運用が始まった当初から、1つの課題があった。
IEでしかアイコンのドラッグが利かないという点である。
「何か、ブラウザに依存する要素があるんだろうね」
「でも、よく分かんないよね」
「まぁ、IEで使うよ、コメントしたい人もIEでよろしく」
課題は放置されたまま、かれこれ10年近く経ったと思う。
ついに、IE11では動かないという大問題が発覚したという。

その課題を、直接的に解決することはできないが、いまどきWebページ上でのオブジェクトのドラッグなど(ライブラリを使えば)どうとでもなるだろうと踏んだたにぐちさん。
(ライブラリを使って)どうにかしてみようと試みた。
結果、30分くらいでどうもそれらしい動きをするようになった。
顧問は、
「あと10年は闘える」
と、たいそう喜んでくれた。
妻子ある身でありながら夜遅くまでデザインの調整作業を行っていたようである。
なんだか、学内でウィルスや迷惑メールを撒き散らすPCを探すといった作業を一緒になってやっていた時代を思い出して、うれしくなってしまった。

「OSSで世界が変えられる」
なんてことを、学生時代のたにぐちさんは本気で思っていた。
実際、たにぐちさんが無関係なところでOSSは世界を変え続けていると思う。
しかし、その想いは就職してまもなく、大企業の病に冒されすっかりどこかに消えてしまった。
あの想いをいま、転職したことをきっかけにいくらか取り戻し、このように思う。
「数行のスクリプトで業務が変えられる」
今日の出来事は、その気持ちがより強くなる出来事だったと思う。
今回の改修は自分でも乱暴なやり方だったことはよく分かっており、不具合ゼロとはきっといかないだろう。
だとしても、喜んでくれる人は、確実にいるのだ。

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名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
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