2014年01月11日の段、Episode.I!「それが原因でなくて何だというのだ」

世の中に、新しい流行り病が蔓延し始めたとする。
近年でいえばノロウィルスなどが代表例である。
あれが流行し始めたころ、世の中では人が次々と倒れていって、1000人規模の前の職場では結構な戦慄が走ったように記憶している。
(幸い、その職場では死者は出なかった)

ただ、よくよく調べてみると、医療現場の立場としては次のような見解らしい。
「ノロウィルスで死んだ人は一人もいない」
「ノロウィルスに端を発する脱水症状で死んだ人がまれにいる」
「ウィルスに感染するより以前に、身体的に衰弱があった」
同ウィルスを「擁護する」とまでは言わないが、ウィルスを根本原因としたがらず、感染した人の体質を根本原因としたがっている傾向が見られる。

ただ、単なる民間人からしてみれば、
「そんなのは言い訳だろう、
 ノロウィルスは間違いなく命を縮めたじゃないか
 それが原因でなくて何だというのだ」
と思うわけである。
たにぐちさんが、医者という人種を嫌う理由はそういうところにあるように思う。
もっとも、多かれ少なかれ医者の世話にはならなければならないわけだが。
(コンピュータのエンジニアも、エンドユーザから同様の反感は買っているかもしれない)

ところで、それとは少し話がずれるのだが
「明確にノロウィルスと診断を受けた人をほとんど見たことがない」
という点が少し引っかかっている。
「重い胃腸風邪」というあいまいな診断を受けた人が大変多かったように記憶している。
それは単純に、たまたま自分の周りに本当に感染者がいなかったと考えることもできる。

しかし、こうは考えられないだろうか。
ノロウィルスという明確な名前で診断(職場用の診断書を執筆)してしまうと、その患者の職場での立場が危うくなる可能性である。
あれだけ世間を震え上がらせた病名を実際に突きつけてしまうと、本人にも周囲の人間にも与えるインパクトは大きい。
よしんば回復したとしても、体や衣服に何も残っていない保証などない。
「空気感染はしない」みたいな理論的なことを聞かされても怖いものは怖い。
当たり前のことだと思う。

今の世間の認識でたとえるならば、放射性物質のようなものである。

「重い胃腸風邪」という言い方をしても、大ざっぱには嘘ではない。
その人の立場を考えて、あいまいな答えを出すことがあるのかないのか。
「単なる民間人のモヤモヤした不安」に理解がある医者に出会える日が来るとしたら、ぜひ聞いてみたい。
というか、そういう人に主治医になってほしい。
腕が伴っていなくても理解してくれるだけで救われる。
そういうこともあるように思う。

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名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
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