エンドユーザ様に提供できんじゃないか

BROTHERのプリンタで本当に酷い目にあった。

言いたいことは多々あるが、
「こちらが行う所作が多すぎてエンドユーザ視点では不良品にしか見えない」
と、まとめさせていただきたい。

●ハガキ
まずハガキである。
用紙カセットが折り畳み式の上下段に分かれており、どちらにもハガキがセットできそうな刻印がしてある。
が、実態は下段しか使えない。
A4をゴッソリ抜き取ってからハガキをセットせよということである。
使用頻度の高いA4(下段)と、ハガキ(上段)を同時に入れておけるのかと「ぬか喜び」させ一気に絶望に叩き落される。
さらに、左右の用紙ガイドを調節したあと、手前側のガイドがハガキに届かないことに気づかされる。
考えあぐねいた挙句、ハガキ固定専用の「フラップ」を立てねばならないと気づく。

●封筒
次に封筒である。
封筒は用紙カセットを使用しない。
背面のシートフィーダから1枚ずつ挿し込んで印刷する。
これが、ただ入れればいいというものではない。
ある程度押し込んだところでプリンタ側から数mm分だけ引っ張り込む動きをする。
この力加減が非常に難しい。
人間、封筒の印刷に迫られる場面は限られているものである。
月に一度の請求書であったり、給与袋などである。
一ケ月経過するころには、その絶妙な力加減など忘れてしまっている。
毎月毎月、「絶妙な力加減」の訓練からやり直しである。
訓練のために、何枚かは封筒が犠牲になる腹づもりでいた方がいいだろう。
これもエンドユーザに優しくない。
むしろ、「本来の仕事をさせてくれ」と言われるに違いない。

●エラーを溜め込む
上記の難易度を正常に突破できなかったとしよう。
PCから印刷指示を出す。
失敗する。
このとき、プリンタ本体のLCDにもエラーが表示されており、これに対してOKボタンをタップしてやらないと一切進まない。
エンドユーザはこれに気づかず何度でも印刷指示を出す。
やがて、ようやくLCDのエラーに気づく。
OKをタップする。
印刷指示を出した回数分、すべての印刷が行われる。
これが、自分が指示した回数分だったと気づくエンドユーザは少ない。
結果、おかしなプリンタだと疑惑を抱く。

あんな難易度の高いものはエンドユーザ様に提供できんじゃないか。

プリンタ業界は、昔ながらのただ後ろから吸い込むタイプのプリンタを再び見直すべきではなかろうか。
エプソンがPX-101でシートフィーダを恐るべき急角度にしたあたりから、流れはおかしくなっていったように思う。

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名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
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