読点の多い男

幼いころに習う文章の書き方、特に読点の打ち方に関する教育のお話。

「は」「が」「を」など助詞が来たらとにかく打てばいい、みたいな習い方をしたと記憶している。
当時の文部省も先生方も、子供たちに「シンプルな尺度」のようなものを与えたかったのだろうと思っており、その気持ち自体には十分理解を示しているつもりである。
今となっては、その尺度で文章を書いていてはうっとうしいばかりであることを、薄々感じているのは言うまでもない。

そのうえで目上の人が打つメールなどを見ていると、あの幼いころに習った尺度で文章を打ってるんだろうなと思う局面が多々ある。
上記文章を、その尺度で打ち直すと次のようになる。

そのうえで、目上の、人が、打つメールなどを、見ていると、あの幼いころに、習った、尺度で、文章を、打ってるんだろうなと、思う局面が、多々ある。

これを改善するだけで、文章を受け取る相手の印象は相当に変わると思っている。
ビジネスに置き換えれば、取引先がお金を出してくれるかどうかすら左右しかねないと言って差し支えない。
尺度がどうとか境界線がどうとかいう議論になりそうであるが、相手に伝えるという善意や努力が見える記述。
そういう姿勢がうかがえる文章をもって取引先にお金を出させる。
そのくらいの気持ちで少し気合を入れて文章を打ってみてはどうだろうか。

「オレが取引先なら、こんな文章を書き続けてなぜか自信満々な御社に金は出せないぞ」
そう言ってやりたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


名前:たにさん or たにぐちさん
職業:むかし、元オタク
  • アーカイブ

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • イマ☆ドキ地味なアクセス件数